教育現場におけるVR: VRを授業に導入する前に知っておくべき3つのポイント

InstaVRはPilot Cityとの提携により米カリフォルニア州のアラメダ郡の4名の教師たちへ、RICOH Theta VsとInstaVRの使い方を指導しました。教師が新しいテクノロジーを学ぶ以上に、InstaVRは教師たちがVRをどのように見ているのか、そしてどのような疑問を感じているかを知ることができました。

教育の現場は明らかにビジネスの場とは違いがあります。企業は一般的に利益によって推進されますが、教師はニーズ(制限された予算、一度に複数の生徒に教えること、限られた教育時間など)のバランスを考える必要があります。私たちが学んだことは、教師は新技術に非常に興味を持っているということです。特に、学生は特定の職場への就職のためにそれらを習得しなければならない可能性が高いからです。 VRは、現在の高校生や大学生などの多くが学校を卒業する頃までには、巨大な市場になると予想されています。

4名の教師について – 4名教師のそれぞれは、起業家精神/マーケティング、デジタルメディア、ビデオ制作、観光/ホスピタリティを専門に教えています。以前からVRを学生に紹介することに非常に興味を持っていました。しかし、彼らは多くの疑問を抱いていました。そこで、VRをカリキュラムに追加しようとしているすべての教師の皆さんに、このディスカッションで明らかになった最も重要な3つのポイントについて、ここで共有します。

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1.学生がVR体験を作成するために必要な機器は何ですか?

VRの作成は難しいプロセスであるという一般的な考えがあります。実際には、簡易な360度カメラの普及とInstaVRを使うとドラッグ&ドロップの操作のみなので、中学生でさえVR体験を作り出すことができます。以下に簡単に必要な機器を紹介します。

・360度カメラ:有名なカメラメーカーのほとんどが、360度カメラの販売を行っています。カメラの品質はますます良くなり、価格は低価格になってきています。9月にリリースされた新しいRicoh Theta Vは、4K動画だけでなく、空間オーディオ機能も搭載されています 。ぜひレビューサイトや比較サイトを読んで、さまざまなカメラの機能や特性を確認してください。要望にあったカメラを選択するのに十分な情報が、ほとんどのサイトに掲載されています。

・PC:InstaVRに360度カメラからファイルップロードするには、ラップトップまたはデスクトップPCが 必要です。Chromebookではデータストレージが許可されていないため、ローカルストレージを搭載したフルノートパソコンを使用することをお勧めします。

・インターネット接続:InstaVRのWebベースのコンソールを利用するために必要です。

・InstaVR:無料版ではInstaVRのロゴ透かし入りの簡単なアプリを作ることができます。授業用に実際のVRアプリを作成する準備ができたら、最低1つまたは複数のInstaVR Pro版ライセンスをご購入ください。ライセンスはどのコンピュータからでもアクセスできますが、同時にログインすることはできません。また、10以上のライセンスの購入を検討される場合、アカデミックプランもご準備しております。

・VRヘッドセット(オプション):VRを視聴するには、VRヘッドセットを購入する方法があります。低価格帯のGoogle Cardboardは千円以下で購入できます。中価格帯では、iOSまたはAndroid用のプラスチック製ヘッドセットを数千円で購入できます。また、ハイエンドでは、Gear VRやHTC Viveヘッドセットなど様々なモデルがあります。

・三脚/セルフィースティック(オプション):VR画像を撮影するために、360度カメラの多くは、それらを手で持って撮影が可能です。しかし、よりプロフェッショナルな品質を保つためには、三脚などのツールの使用をお勧めします。

・カメラケース(オプション):360度カメラのほとんどには、持ち運び用のケースが付属しています。しかし使用中は、カメラのレンズやボディは傷や落下などの危険にさらされています。カメラメーカーや周辺機器メーカーの中には、カメラ用のハードケースを販売しているものもあります。もし生徒への貸出しを予定しているのであれば、カメラケースの購入をお勧めします!

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2.生徒たちはどのような種類のVRを作りますか?

教材にVRを追加することに興味を持ち、360度カメラを購入し、生徒たちもInstaVRにサインアップしました。しかし、どんな種類のアプリを作るべきかわかりません。答えは皆さんそれぞれで異なります。

米カリフォルニア州のアラメダ郡の教師たちの答えは、比較的簡単なものでした。 VRはすでに専門家によって特定のコースで教えられていました。例えば、起業家精神/マーケティングコースでは、代理店ビジネスを形成したと想定し、VRの利点を地元企業や組織にどのように伝えるかをシミュレートさせます。生徒は、そのビジネスに提示する概念実証(Proof of Concept)アプリを作成します。

学生へ課題を与えるために重要なことは、VRでの達成目標を与えることです。 「街で新しいビジネスを促進するためのVRアプリを作成する」、「仲間の学生に教科を教えるVRアプリを作成する」、「町に慈善団体を紹介するVRアプリを作成する」などです。 360度メディア体験を作成するよう依頼しただけで、VRでの目標を示さない場合、学習の機会は厳しく制限されています。彼らの創造性を活かすために、方向性を与えることが重要です。

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3.生徒たちはどのようにVRを共有できますか?

一生懸命VR体験を作成した後には、生徒が教室内や他に人たちとVRアプリを共有したいですね!アプリの配布には多くの方法があります。以下に教室で使用され、人気のある配布方法をいくつか紹介します。

Google Cardboard:非常に費用対効果の高いVRヘッドセットで、耐久性があり、簡単に利用できます。市場で最も人気のあるヘッドセットであるGoogle Cardboardは、複数のクラスで利用するため生徒に配布されています。 Googleでは時折割引のCardboardヘッドセットの販売がされていますが、Amazonで通常でも千円未満で購入することができます。

WebVR:生徒がヘッドセットを持っていなくても、Webを通じて360度メディアを体験できます。 InstaVRによって作成されたVR体験をウェブサイトに直接埋め込むことができます。インターネットに接続しさえすれば、生徒が作成したVR
プロジェクトを見ることができます。WebVRはAndroidとiOSの両方のモバイル端末でも動作させることが可能です。

Samsung Gear VR / Google Daydream / HTC Vive:これは最もハイエンドなオプションです。多くの学校では、これらのヘッドセットをいくつかしか購入できない可能性があります。しかし、これらは高品質で、長い時間の視聴にも適しています。生徒は、順番にVRを体験することもできます。大人数に同時にアプローチするためには、最も効率的な方法ではありませんが、質の高いVR体験をする最良の方法です。

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結論

教育現場におけるVRの活用はとても面白い活用方法です。授業での没入型技術の利用は非常に多くの可能性があります。教師バーチャルフィールドトリップを作成する、生徒が360度動画やミュージックビデオを撮影しているビデオカメラマンにVRビジネスを創造する。利用の幅はとても広くとても魅力的です!技術は新しくて面白くて魅力的なので、生徒たちの興味を引きます。

まとめとして、VRカリキュラムを開始する前に、次のポイントがとても重要になります。1. VRを作成するために必要なハードウェアとソフトウェアの選定。2. VR作成の目標を決定、 3. ヘッドセットを含めた、配布方法を決定。

学校での資金調達は常に課題です。しかし、VRが主流になるにつれて、教育機関は新しい技術に対して資金の供給を始めています。資金援助を求めるときは、必要なものとその使用方法について明確な計画を立てることが重要です。上記の3つのポイントを明確にすることで、授業へのVR導入を実現するための資金を集めることができるでしょう。

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