私たちInstaVRのミッションはVR開発に携わる方かどなたでも、開発、公開、データ解析まですべてをカンタンに行えるようにすることです。
今回、お話ししたいのは上記に挙げた3つめのデータ解析についてです。この分野はVRではまだまだ認識されづらいところではあります。
これは、ユーザーがVR空間の中で感覚的に視聴している体験や行動を解析し、コンテンツの有効性の判断や改善することに役立ちまます。

InstaVRで制作されたコンテンツのデータ解析するためには、2つの重要な要素があります。
1つめは数値解析で、プロ版をご利用のユーザーはInstaVRのプロジェクトを彼らのGoogle Analyticsのアカウントに紐づけることが可能です。
ここではシーンごとの合計閲覧数やホットスポットにアクセスされた数など、特定のアクションに関するデータを得ることができます。

そして2つめはヒートマップです。これはInstaVRの特徴的な機能で、以下に詳細にご説明します。

★ヒートマップとは
ヒートマップはVRコンテンツの中でユーザーがよく見ているポイントを視覚的に表現したものです。
データ解析に不慣れな方でも見た目で直感的に、どの場所をユーザーは興味深く見ているかを把握できるようになっています。ヒートマップの色分けは数値によってされており、赤色が最も視点が集中している場所でそれ以下はだんだんブルーに近くなっていきます。
ヒートマップ自体は古くから存在していますが、視覚的な体験を提供するVRでの使用はとても適しています。InstaVRのヒートマップは、データを取得する時間の範囲(1日、1週間、1か月など)のカスタマイズや数値をCSVでエクスポートすることが可能です。

★何に使うべきか
ユーザーにより使用目的は異なりますが、積極的にVRコンテンツ制作に取り組んでいるクリエイターはこのヒートマップを利用してVR体験の有効性を判断し、より良いコンテンツへとヒートマップを見ながら繰り返し改善を行なっています。
作者が意図したところへユーザーが注目しているか、視点が分散し迷っていないか、思いがけないところへユーザーの視点が流れていないかなどを調査ができるのです。
以下は、InstaVRのヒートマップを参考に活用するポイントを3つご紹介します。

1. Hotspotの配置場所の決定
Hotspotはアイコンへの注視により表示される写真、映像、音声です。360度空間の球体の内面上に貼り付けるように設置でき、高いユーザー体験とインタラクティブ性を向上できます。
このHotspotを、ヒートマップでユーザーが最も興味を引いている場所へ置いたり、また、まだユーザーが注目していないところを目立たせるための施策として置いたりすることができます。

2. Hotspotの配置場所が有効かどうか
Googleアナリティクスとの連携により、どのくらいHotspotのアクションが行われたか数値を得ることができます。その数値とHotspotの配置されているポイント周辺のヒートマップの値から、そのHotspotのアクションがコンテンツ全体の体験に価値があるものかどうかを考えることができます。

3. コンテンツ開始ポイントの有効性
360度イメージを制作するにあたり、その空間のどこをコンテンツ開始時に視線の前に持ってくるかはとても重要なポイントです。
常識的にコンテンツ開始時に最初に表示される画を人の目は必ずとらえます。しかし、即座にその視線が別のところに強く引き寄せられている場合、そのコンテンツの開始ポイントは正確でしょうか?
VRのコンテンツの制作意図として最小限に頭部の動きを抑えることは酔いの防止や優れたユーザー体験につながります。そのコンテンツ開始位置が適切かどうかヒートマップを参考に見直すことができます。

★ヒートマップを使用するのはどんな人?
全ての方に活用していただきたい機能です。特に今までWebサイトでデータ解析を行ってきた方やマーケティング担当者にはCSVへのエクスポートを含め大変関心をいただいています。
不動産業での活用では、紹介する物件のVRツアーの中で部屋のどこに注目されているのか把握することができ、必要に応じてHotspotを追加し、注目されているインテリアなどのクローズアップや詳細な説明を加えることができます。
建築家は3Dレンダリングされた設計図のどの部分がクライアントの関心を引いているかを知ることが可能です。
また、教育関係では、美術館や教材のVRツアーで学生がどこに注目しているかを把握することができます。

VRコンテンツの企画や提案をするにあたり、どのように効果測定をしたらよいかとご相談をいただくことがありますが、いちばんオススメしたいのはこのInstaVRのヒートマップ機能を活用いただくことです。
ぜひ、お試しください!