2019年5月2日

政府も活用する人材育成、採用、教育VR

政府も活用する人材育成、採用、教育VR

VR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)は主流になりつつあります。
その証拠に政府機関も積極的にVRを人材育成、採用活動、教育などに取り入れはじめています。
この記事では政府のVR活用事例についてご紹介します。
※ この記事は以下の「readwrite」に寄稿したものを再編集しています。
Government Divisions to Use VR for Training, Hiring, & More

政府機関がVRを活用する理由

政府機関は過去の経験から、VR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)のような発展途上の技術を積極的に取り入れることはないと考えていました。
しかし、VRが主流になってきたため、地方から連邦までの政府が活用しはじめています。VRが政府に注目されはじめています。
なぜ政府機関はVRを活用しはじめているのでしょうか?
それは組織の経費を節約することができ、VRアプリを配信するのが簡単になったからです。コスト削減の観点から、VRアプリの制作・配布は従来の動画配信よりも高価ではなくなりました。
一部の新しい従業員の研修やトレーニングをVRに代替えするだけで、講師や研修受講者の時間と移動コストを削減できます。また、VRはすべてのスマートフォンからアクセス可能で、Google Cardboard(グーグル カードボード)のような低コストのiOS/Androidヘッドセットの普及により、視聴も簡単になりました。

政府機関のVR活用事例

研修・トレーニング用VRアプリ

研修・トレーニング用VRアプリの制作は、WebベースのVRアプリ制作ソフトウェアの最も一般的な使用例の1つになっています。
例えば、InstaVRが制作したアプリを活用する連邦政府では、新入社員が実際の現場に足を踏み入れる前に、まずVR内でそれぞれの現場を体験しています。これは実用的です。実務の前にVRで体験しておくことで、新しい場所に慣れることができるので、実際の実地トレーニングがより効果的になります。

政府機関が研修・トレーニングにVRを活用する理由はほかにもあります。財政上の理由です。
実際に研修受講者を集めて研修をおこなうとすると、1度の研修の開催だけで研修会場までの交通費、宿泊費、講師の人件費…複数会場での実施となると講師も複数人必要となります。
その点、VRを活用すればGear VRヘッドセットとスマートフォンを特定の現地事務所に輸送するだけで、研修受講者はいつもの現場で繰り返し何度でも研修を受けられるようになります。これはとても大きなコスト削減になりました。
VR研修は時間を節約したり従業員の業績を向上させることができました。

またVRは危険な仕事に従事する従業員の訓練に特に適しています。消防士、警察官、自衛隊などの職業が含まれます。
例えば、消防士は消防ホースの使い方を学ぶためのハンドコントローラーを備えたHTC VIVEアプリを使用します。実際の現場に足を踏み入れる前に多くの訓練を必要とするため、VRを活用するメリットはとても大きいです。

採用(従業員募集)のためのVRアプリ

海軍は採用ツールとしてVRアプリを広く活用しています。
募集対象となる海軍の新入隊兵のほとんどがゲームやYouTubeやSnapchatのような動画ベースのツールで育っているので、驚くことではありません。
Nimitzと呼ばれる特別に製作した予告編を配信し、潜在的な新兵の獲得に成功しました。
これは従来の印刷物や動画での募集を大きく上回りました。

VRアプリを視聴する海軍の男性

教育用VRアプリ

VRアプリの制作・配信が簡単で手頃な価格になったきたため、公立学校の授業にも取り入れられはじめています。
学生は教室を離れることなく、遠く離れた場所へのVRで魅力的なバーチャルツアーに出かけることができます。たとえば、GoogleのExpeditionsでは、学生はVR体験を通して歴史を学ぶことができます。
InstaVRのようなソリューションは、教師が自分たちだけで学生のためのVRアプリを制作することを可能にしました。360度カメラの低価格化、およびGoogle Cardboard(および類似の)ヘッドセットの普及により、教師は自分で作ったVRアプリをiOS/Androidスマートフォンを持っている学生に配信できます。

マーケティング・プロモーション用VRアプリ

観光客や都市のプロモーションのためにもVRは活用されています。
アトランタは、会議やイベントを宣伝するためのVR体験としてATL360を制作しました。VRアプリはホットスポットを利用して特定のアトランタの近隣、レストラン、ホテルなどを特集しています。
そして、アトランタだけではありません。InstaVRの顧客の1人、カタール民間航空局にあるすべての設備を紹介するためのハマド国際空港360度バーチャルツアーを制作しました。ホワイトハウスでさえ昨年、Oculus Riftで配信するための素晴らしいVRアプリを制作しています。

まとめ

すでに複数の政府部門でVRは活用されています。
危険な仕事、新入社員の採用、学生の教育、会議を開催するための企業の採用など、従業員の教育を目的としています。VRを政府の活動に取り入れる方法は無限にあります。
VRはコスト削減のための実用的側面もあります。もし、政府で働くことがあれば、VRを導入することを恐れないでください。それは想像するより遥かに簡単でより手頃な価格で作ることができます。