2019年4月4日

VRを活用した人材育成・研修ってどうやるの?導入方法と事例をご紹介

VRを活用した人材育成・研修ってどうやるの?導入方法と事例をご紹介

VR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)を活用した人材育成や研修をおこなう企業が増えています。
しかし、企業の人事担当者からすると何から始めたら良いのか、どのような内容にしたら良いのかなど分からない点が多くありませんか?
VR研修は「できるだけ効率よく、効果的な研修をしたい!」と考える人事と、「より現場の仕事に近い研修を受けたい」という受講社員の両方の要望を解決することができるかもしれません。
そのようなVR研修を開始するための方法と事例をご紹介します。

VR研修とは?

VR研修とは、その名の通りVR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)の技術を利用した研修のことです。
VR研修の最大の特徴は、どこにいても、実際の現場にいるような体験を繰り返しおこなうことで、実際に現地で業務を行う際の安全意識の向上や技能伝承を効率化します。

VR研修のメリット

指導人員の工数削減

複数拠点の現場で研修をおこなう場合、指導員を複数人雇うか、指導員が各現場まで移動する必要があります。
VR研修であれば、指導人員が不要になるため、指導人員の工数を削減することができます。

技術習得のための機材や資材コストを削減

技術職の繰り返しの練習には、資材費などコストがかかります。
また、機器の数に限りがある場合は、1度に多くの人数の研修をおこなうことが難しくなります。
しかし、VR研修では資材費を最小限にしつつ、実際の現場にいるような体験を繰り返しおこなうことができます。

研修の効率化・時間削減

いつでも、どこでも、何度でも繰り返し研修をおこなうことができるため、従業員の時間を効率良く活用することができます。

人材育成や研修にVRを導入する方法

1. VR研修の内容を決める

どのようなVR研修にするか、内容を決めます。
特定の職種の1つの業務内容に絞ってコンテンツを企画することをオススメします。
配達員のVR研修コンテンツを作成する場合、トラックの積込み、荷物のスキャン、運転、配達などすべての業務をコンテンツ化しようとすると、作成時間がかかる上にコンテンツも長くなり、効果検証にも時間がかかる場合があります。
これは、VR研修を早く導入して学習効果を検証するのにふさわしくありません。
まずは「運転」に関するコンテンツを作成しよう!など、業務内容を分解し、より効果がありそうなコンテンツを検討してみてください。
そして、最終的に従業員のスマホに配信して、Gear VRなどのヘッドセットで研修を視聴するのか、Web用のURLを生成してPCで視聴するのか、研修の受講方法を検討してください。

VR研修を受講する男性
United Parcel Service of America Incの提供

2. どの360度カメラで撮影するか決める

360度カメラを購入する必要があります。
Insta360 Proまたは類似のプロ用カメラで撮影することをオススメします。プロ用のカメラは画質がよく、より現場にいるような没入感体験の研修を作成することができます。
予算が厳しい場合は、Insta360 One Xのようなカメラでも360度動画や画像を撮影することもできます。これは、プロ用には及びませんがかなりキレイな動画や画像を撮影することができます。
カメラ以外にも、必要に応じて、三脚、VRヘッドセット(作成したコンテンツ視聴用)、その他のマイクロホン(サラウンド/空間のキャプチャに興味がある場合など)の購入も検討してください。

3. VR研修のコンテンツ撮影

VR研修のコンテンツにしたい現場に行って、実際の仕事内容を撮影します。
撮影中は、カメラの配置などに注意してください。撮影箇所や人物がカメラに近いほど鮮明に写ります。
また、撮影しているシーンの後ろで気が散るようなことが起きないように注意して撮影を進めてください。これは、実際に研修がはじまった時に受講者が研修に集中するのを妨げる原因になります。

動画は可能な限り5分以内を目安に作成してください。
最初の学習は明確で、簡潔で、そして思い出に残るべきです。初回受講者に負担がなく、研修を開始することができます。

動画は可能な限り複数パターン撮影してください。
初回の撮影は慣れていないこともあり、ピントがあっていなかったり、手ブレをしていたり、肝心な仕事内容が写っていなかったり、さまざまなトラブルがある場合があります。
複数パターン撮影していれば、編集で良いシーンをつなぎ合わせることができます。

4. 撮影した動画や画像を編集

InstaVR エンタープライズでは、ドラッグアンドドロップやクリックのみで、VRアプリを制作・配信できるツールを提供しています。数分でVRアプリを制作・配信できます。

インタラクティブなVRアプリを作成する場合、ホットスポットを使用することをオススメします。
ホットスポットは視聴者を引き付けるので重要です。研修をより思い出深いものにします。
そして特にビデオゲームで育った若い従業員にとって、インタラクティブな要素は楽しんで研修を受ける理由にもなります。
ホットスポットは、作業シーンを拡大表示したり、説明を追加したり、質問に対しての回答を提供したりするためにも使用できます。

運転のVR研修コンテンツ例

5. 作成したVRアプリを配信

iOS、Android、Oculus Go、Oculus Rift、Samsung Gear VR、Google Cardboard、HTC Vive、Daydream、Webなど、視聴するVRヘッドセットによって配信するプラットフォームは異なります。
配信先によって、複数のVRアプリを作成する必要がありますが、InstaVR エンタープライズではワンクリックですべてのプラットフォームに配信することができます。
よりリアルな実際の現場にいるような体験の研修をおこないたい場合は、VRヘッドセット、Oculus GoやSamsung Gear VRなどのモバイルヘッドセットを使用することをオススメします。

アメリカ合衆国に本部を置く世界最大のスーパーマーケットチェーン「Walmart」が、従業員をトレーニングするために17,000のOculus Goヘッドセットを活用しています。
WalmartがOculus Goを選んだ理由は、それが没入感があり、強力なオーディオを持ち、配布が簡単で、良い価格で販売されるためです。
結局のところ、配信は予算と従業員のアクセスにかかっています。Walmartは、従業員が店内でVR研修を受講するため、Oculus Goを選択しました。UPSは運転の研修だったため、HTC Viveを使用しています。医療センターは一般に、モバイルアプリとともに、より没入型のオンプレミスヘッドセットベースのVR(Oculus Go、Gear VR、HTC Vive)を組み合わせています。

まとめ

VRを活用した人材育成や研修をおこなう企業が増えています。
企画、機器の選定など要点をおさえることで、VR研修の導入は飛躍的に簡単になります。
InstaVRでは、VRアプリの制作・配信プラットフォームを提供しているだけでなく、研修に限らず、どんな内容にしたいのか、どんな課題を解決したいかなど何でも相談していただけます。
50,000社以上が利用するInstaVRでは、VR活用するさまざまな業種のお客様の知識を保有しています。
VR研修を始めたいけれど、難しそう…何からはじめたらいいか分からない。こんなコンテンツを作りたいなど、お問い合わせください。